[絡みつく蔦。対する事はしなかった。
……クラスメートには無尽蔵魔力のなんのといわれていても、限界値はしっかり存在する。
むしろ、あれだけ異界龍乱舞を使った後、調整中の召喚術まで使って意識があるとか、てめぇほんとに人間なのか、という突っ込みが入りそうなところではあるが、とにかく、魔力は枯渇寸前に達していた]
……お前、なあ。
そこで寸止めするとか、俺に余力があったら、どうする気だったんだ?
[突きつけられた槍が止まった様子に、はあ、と零れるのは呆れたような嘆息]
ま、お前らしいと言えば、お前らしい、か……。