違ったら。そうさせるのだよ
[放たれた刃の網の性質を見抜きながらも至って冷静に動くこともなく打ち消すつもりもなく。呪を紡ぐ。]
影が吸い込みし音の奔流よ。捨てられし音たちよ。
[口を動かしたことでか、動くなという意志を持つように切り付ける刃に。総身を削られ…突如。影を落として霧散するように消え]
『影不滅』
[直後地の底から声が響くだろう。その声の源は。初めにカルメンが先ほどショールで打ち払った先ほど放ちながらも…密やかな詠唱で、乗り移った影狼。その打ち消された残骸より突如出でる]
そのもてあまし不満を糧にし。今。高らかに鳴らさん。
ソニックウェイブ!!
[ショールで打ち払われた衝撃で口もとから血を垂らしつつも詠唱を完成させ、至近距離より凝縮された強烈な音の波を放つ]