―昨晩・キャロルの部屋―[ラッセルが、ヘンリエッタが、どうという判断は口にしなかった。彼女の意見が気にかかった故に。]……俺が君に話せるのはこれくらいだな。[椅子から立ち上がると、退出しようと扉へと向かった。キャロルは何か口にしただろうか。扉に手をかける前に、一度振り向いてから。]キャロル、君は誰を信じる?[そう笑みもせず告げて、部屋を出て*自室に戻った。*]