― 二階廊下 ―[ぼさぼさの髪をてぐしで撫で付けながら廊下に出る。 すでにヒューバートとオードリーがウェンディを部屋に運んだあとで。 ただ、新たな血のにおいを感じて、僅かに眉をしかめた] ……誰が人狼なんだか……[誰が狙われたのかも知らず。 ウェンディがくれたお守りは胸ポケットの中。 胸ポケットの中から出していない其れに、何か変化があっても気づいてはいなかった]