……エッタ様が。
そう……。
[なされた説明。
使用人から、ここに来た時のただならぬ様子は伝え聞いていたが、そこまでとは思わず]
……わかったわ、教えてくれてありがとう。
知らぬ方ではないし、気にはなっていたのよね。
[こちらも真面目な様子でひとつ、頷いて。
けれど、それはすぐに常の笑みに飲まれて消える]
はいはい、任されましたわぁ。
それよりハーヴ殿。
お優しいのはよい事だけど、度が過ぎるのは少し考え物よ?
[冗談めかした口調と共に、ちらり、視線を向けるのはこちらを見つめるシャーロット。
ハーヴェイが広間を離れるのについていくその様子に、知らず、笑みが零れ落ちる]