ま、そーゆー事でしょーね。
……しかしほんと、いい趣味してらっしゃる。
[宣戦布告か警告のつもりか。
さすがにそれはわからないが、は、と一つ息を吐いて。
座り込んだゲルダの事は行商人に任せて、団長の頭部を包みこもうとして]
……え? フォルカーくん?
いや……俺は、会ってませんが……姿が見えないんですか?
[息子を見なかったか、という主人の問いに、きょとりと、しながらこう返しつつ包み込む作業を終える]
……とにかく、俺。
これ、自衛団のとこまで、届けてきますよ……。
このまま置いときたくないでしょ、さすがに。
[引き取りに来い、というなら、持って行った方が早い、と割り切りつけてこう言って。
地面に僅かに残った黒ずんだ痕に、深緑を僅かに細めた。**]