[氷獣王の咆哮なんて大技を使ったのは、呼び出されたものの力を感じたことと、これに対してどう出るかをみたい、という思いがあったから、なのだが]
……で、なんでそこで傘か。
[何となく冷静な突っ込みを入れつつ、それでも、威力は調整する。
いや、ここで動けなくなられても次で困るから。
というのはさておいて。
直撃した氷雪の嵐は、威力が相殺込みでそがれている事もあり、ユリアンの周囲に雪山を作ると自然と散っていった。
それ以外にも、辺りが少し凍り付いていたりするのは気にしない]
……ふむ。
どうやら、俺の仮説はあながち間違ってもいないよう、だな。
[詠唱言語の違いによる、魔法発言効果の差異に、呑気にこんな事を呟いていたり]