あー、なんか、知らない内に儀式出るようになってたみたい。
準備とかあるから、先、行くね。
……ああ、向こうで会えるから、大丈夫。
[ビーチェが不安がるようなら、こう言ってにこりと笑い。
場にいる者たちに後を頼むと、はやくはやく、と急かすスプライトに向けてため息をつき]
はいはい、わかったわかった!
……じゃー、非常手段、っと。
[文句を言いつつ、ひらりと手を振る。
白金の光が広がり、それは通りを行き交う人よりほんの少し高い位置で道のように広がって]
よ、っと!
[掛け声と共に地を蹴ったなら、その身はふわり、光の道へ。
そのまま、周囲の注目などどこ吹く風、と玉座へ向けて駆けて行った**]