―一階・廊下―
[やっぱり無理は良くない。体にも心にも。
当然の結果のようにぶっ倒れていたらしく、揺り起こしたのは昨日散々聞いた言葉だった。]
だれが、変態ぃ〜……
[まずそこを否定できるだけの余裕はあるらしい。]
って、ハシェ殿。
……いや……いいや、俺がやるよ。
死体を傷つけるなんて事、神様の事勉強してる奴があんまりやらない方がいいだろう?
[代わると言われればそう断った。理由あっての行為とはいえ、それも死者への冒涜と変わりないように思ったので。]
代わりに、また倒れたら後ろから蹴飛ばして起こしてくれ。
[そう頼んでから暫くして、ようやく腕は切り落とせた。その間何回叩き起こされたか、数えてはいなかった。多すぎて。]