―宿屋―神は愛を説くのに、なんでライ君は人を愛しては駄目なの?[相変わらずピントのずれた言葉を、キョトンとして紡ぐ。恋愛=性と、結びついていないとも取れる発言。と]あ、ミハエル君?[紅の視界に去り行こうとするミハエルが映る。流石に2度目、父性を謳う男は、捨ておくことが出来ず。オロっとした眼で、妻を見る。無言で訴えるは「行ってもいいかな?」という意。]