― 翌朝・個室D→集会場外 ―[窓の外から聞こえてきた声>>77に、目を覚ます。窓の外を見るが、クレメンスの後姿しかその角度からは見えなかったので、夜着の上にコートを羽織って部屋を出た]クレメンスさん? 何かあったんで……[外に出れば、クレメンスの姿が見えて。駆け寄りながら問いかけた声が、白の中に広がる『赤』に気づいて止まった。先ほど窓を開けたときには、外向きに開いた木窓の陰で見えなかったのだが……]…………ギュンター、さん?[変わり果てた姿となったひとの名前を呟いた声は、震え掠れていた**]