[それから他愛ない話を少しばかりしたかもしれない。エルザの姿が見えなくなってから、急いで屋根へと上がる。大丈夫、まだ友人は来ていない。ぐるりと回る路地を上から見ながら、少女はずっとその時を待ったのだった。]