―一階・廊下―
[傷口を隠すように上着を脱いでエーリッヒにかけてから、何とか背にのせた。ついでに腕も抱える。途中で自衛団に会えば渡すつもりで。
だいぶ冷えてきた体にふれれば、自然と背筋が寒くなった。]
とととりあえず、埋められる場所まで運んどく。エルザらの墓とは、反対の方にするつもりだ。
[やや震えながらそう言い外へと向かおうとして。イレーネの事を言われれば少し足を止めて考えた。]
あー…そうだな。そっちは任せていいか?できれば、フォルカーと一緒がいいのかな。一番仲がいいはずだし。
あ、あとここの血拭いといてくれると非常に有難いです。
[それだけ頼んで、外へと向かった。**]