─ 翌朝/個室M ─
[布団ひっぺ返した方が早いかね、と考えて視線をエーリッヒへと向けた矢先。
ずり落ちそうになった布団を直そうと近付いたミハエル>>90にエーリッヒが抱きつこうとしたのを見て、刹那、固まった]
………寝ぼけてんじゃねぇクソガキ!!
[そう言って右手で拳骨を繰り出したのは抱きつく前だったか後だったか。
グローブの甲の、鉄板入りの部分で殴られなかったのは僥倖だったと思う]
ったく……んな格好で嫁入り前の娘に抱きつくなっつーの。
おら、目ぇ覚めたか?
ミハエル、お前廊下に出とけ。
[エーリッヒの目を覚まさせながら、ミハエルがこれ以上の被害を受けないよう外へ出るよう指示を出した]