あの...僕、少し、部屋で休んでいいですか?なんだか、混乱してしまって...[まだ話は続いていたかもしれないが、少年は、その場を仕切るギュンターにそう申し出た。微かに震える身体と、蒼白な顔色は、確かに休息が必要と見えただろう。自衛団長の諾が得られれば、自分に割り当てられた寝室へと引き上げていく。少しふらつくような足取りに、手助けを申し出る大人が居れば、それを拒む事はしなかった**]