─保健室─そう、かな。[意識を失った春を見つめたまま零れた佑の言葉>>75は、春の気持ちを指してのことだと思った。そうだといいなとは思ったけれど素直に頷くことはできなくて、曖昧な返事を返すのみで。この状況が変だという自分の言葉に同意を返した佑の手が髪に伸びれば、幼馴染の気安さもあり自然とその手を受け入れた。]