[少女が最初に向かったのは、村へと続いていた橋の方。跡形もなく無くなっていた橋に少し呆然としたものの、目的の人はいなかったため反対側―屋敷の裏手、森の方へと。]……森の中に入らなきゃ、いいよね。[言い訳めいた事を呟きながら歩いていると、屋敷の裏、森近くにある木の根元に座りこんでいる祖父の姿。]