─ 厨房 ─
[目的地にたどり着けば、会いに行こうと思っていた相手の姿があった]
あ……おはよう、ございます。
[向けられた挨拶>>92に、少しだけ、張りつめていたものが緩んだ]
よか、った。
……また、同じになってたら、どうしようかと思った……。
[同じ、が何を意味するのかは言わずとも伝わるか。
はあ、と大きく息を吐いた後、黒猫を抱え直してライヒアルトを真っ直ぐ見上げ]
あの……ちょっと、相談という、か。
聞いてほしい事、あるんです、けど。
……いい、ですか?
[問いかける声音もまた、いつにない真摯さを帯びていた。*]