[あるものは下半身が魚、あるものは人と思えば白鳥へまだ石との関連性には気づかないまま広いフロアを進む。扉はいくつかあったけれどそこにゼルギウスは居ず居たのは背が空洞の石像だけだった。]……[フロアに左右へ弧を描くような2本の上り階段。2本の階段の間には扉がひとつ。こちらへおいでと呼んでいる気がした。]――…2階。あの、扉の向こう…[道を示して、導くように上を指さす。]