ぁ…森君、起きたの?大丈夫?
[そうしている内、ぼそりと呟く春>>76に気付き。
春の額に手を伸ばし熱はないと言った佑の声>>81とそれに続いて身体を起こした春の様子>>85に、良かった、と安堵の息が漏れた。
けれど、こちらに気付いた春が赤くなって顔を覆うのを見れば、具合でも悪くなったのかと思って心配になった。]
森君、顔真っ赤だよ?ねぇ佑、やっぱり熱あるんじゃ…
…え?
ううん、かっこ悪くなんかないよ。
学長の雷が直撃したんだもん、平気な人なんていない。
[顔を覗こうとしている最中に言われた春の言葉には、そんなことないよ、と首を振って否定した。]