アタシも元を正せば余所者だから、アタシが何か言っても疑わしいのは百も承知だ……でも、これだけは言うよ。
こうやって、疑われるだけなのに、それでも出てきたあの子の覚悟……それを、その意味を考えてみな、ってね!
[静かに言い切り、苦い面持ちの長老に一瞬視線を投げてから、広場を立ち去るエリカを追い]
ほらほら、これからどこに行って何するにしろ、アンタが寝に帰る場所はアタシんとこだろ?
か弱い娘が森で一人で夜明かしなんて、承知しないからね!
[軽い口調で言いつつ、問答無用とばかりに*家へと連れて戻ってゆく*]