─ 宿二階・個室 ─
[自己オチ>>91には、「たりメえダ」と呟いて返し。
続けられた言葉に、そういえばクロエは黒と判じられたんだっけか、とは今更思い出す。
昨日のフォルカーの様子やら諸々から、クロエはどうやら霊能者を吹聴していたらしいのにも気づた。
だとしたらオトフリートの結論は相違ない。そしてそれは正解で。
視点漏れ、とでもいえば良いのか。
失敗したなとは胸中で。
だが最後に続いた言葉に、薄く笑った。]
そぅ思ぅンだつたラ、迷ゎず殺シとけ。
そレが一番、案牌だ。
[ゆると喉を触りながら告げる。
友人との会話に、こんなに喋るのは久しぶりな気がした。
こんな荒れた声でも、言葉で伝えておきたいのだろうかと、どこかで感じながら。]