[しっかりとした男の人の腕の中。 その鍛えられた体を意識してしまうから、赤くなって黙りこむ。 力強く駆けていく人の負担にならぬよう、しっかりとしがみついていた] ユーリーさん……[呼吸が上がった人を心配そうに見つめ。 地面におろされて、告げられる言葉にこくりと頷いた。 守ってくれようとしてるのは分かるから、逆らう事もなく。 ユーリーの傍らで、ミハイルとロランのほうへと、視線を向けた**]