― 墓地 ―
やあ、元気そうで何より。
[手話で語りかけてくる修道士>>91に笑みをむけ、言葉と同時に手話で返す。
景気はぼちぼち、とさらりと返し。
『香辛料や布やらだ。おや、いい事を知らせてくれてありがとよ』
慣れた仕草の手話はライヒアルトには読み取れても宿の息子には少々わかりづらかったかもしれない。
商人独特の癖もあるそれは、あまり手を大きく動かさないせいもあった]
村人とも仲良くしているようで、そろそろ嫁さんの一人ぐらいきてもらえるようになったかい?
[からかうような言葉は手話と同時に口からもでる。
フォルカーにもどうだい?と問うような視線を向けて]