[心配をかけた、とか、そういうことは誰にも言わなかった。
謝罪することはないけれど、昔のように戻れば大丈夫だろうと。
そういう考えもあり。
だから、気を使わせているのかもしれないと考えつつも、
気にしないでという代わりに、いつものように笑って]
こんな小さな場所だもの。
きっと外部犯よ。
じゃあ、一緒に行きましょう。
祈りの気持ちだけで、きっと十分。
皆で来る時とか、後で誰かが花も持っていくことでしょうし。
[言いながら墓地のほうへ、自分のペースで足を進める。
レイスが早く歩いたりすれば文句の一つでも言うわけだが。
自分からそろえようなんて思ってもない様子]
― →墓地 ―
[そして墓地に辿り着けばそこにユーリーの姿を認めることになる]