わー…けっこう大きい?
[あまり見ない水の生き物に、珍しさも相まってぱちぱちと瞬いた。
この状況下でも調子はさっぱり変わらない。
一匹がユリアンの方へ向かうのを見ると、あっと小さな声を上げて。]
ねー足止めお願いー。
[咄嗟に湖の精霊らに頼むと、二匹のクリーチャーの周囲に揺らめきが発生し、動きが鈍くなる。
その隙に水蛇の尾に、ワニの足に、水底から生えていた水藻が絡み付いた。]
捕まえたー。
あとは藻が切れちゃう前にやっつけるだけだねー。
あ、そんなにもたないかもだから、頑張ってね〜。
[そうユリアンににっこり微笑んで、どちらか一匹は当然のように任せたのだった**]