さっすが、そーこなくちゃなっ!
[一方は避けられ、一方は消され。
炎のそれぞれの行く末を見届けて、ご主人はにまりと笑った。
その間に、魔力弾が一つ足元を目掛けて飛んできて]
っとぉ!
[それを前へ跳んで躱し、一度着地。
立て続けにナイフの氷>>81が飛んでくるのに向き合い]
《唸れ、白虎》
[白い焔が右手を包む。
いつもはボクが魔法壁を張ってるんだけど、少しの間なら火傷せずに済むらしい。
調子に乗ると後で某先輩の痛い治療がまってるから、その辺りは気を使ってる――と思うんだけど。
ともかく、焔に包まれた右拳は、ナイフの真正面から真直ぐに突き出された]