―一階:台所― ユリにい、が?[兄と慕う人物の名が出たのは予想外で、まなこを瞬かせた] 選ばれた、のかな。 自分に『力』があるって知って、誰かを護れるってわかって、嬉しいより、怖くて。 ……実際、僕は、護るより傷つけてばっかりで。 人狼の事をおもうと、訳が、わからなくなる。