― 二階廊下 ― ……ウェンディが、か……[お守りだとわたしてくれた少女を思い返して、僅かに死を悼むような表情を浮かべ] あァ……引き止めて済まなかったな。[着替えにいくというオードリーを見送って、オードリーが出てきた部屋のほうへと視線を向ける。 ハーヴェイが階段へと向かうのには意識を向けずに、中に入るかどうか考えていた]