うるせーよ。 俺がどんだけ遅く起きたって ……飯は食う。[言いかけた言葉を止めた。食事抜きは辛い。退いた姿を、視線が追う。散らばった本を片付けて行くのも、半身を起こして眺めるだけ] 分かるから良いっての。 はよ。[ふる、と頭を振って挨拶の言葉を今更告げた] 片付けるんなら、そっちのほう、積んどいて。 これも。[枕元、先程ぶつかった本を、差し出す。まだ立ち上がりはしなかった]