[それから、ヴィターとイレーネのやりとり、息巻いてたヴィターが捕まえてきたのは結局同じ3匹で]
変わりませんよね…、大口たたいときまして。
「悪いか、イレーネちゃんこそ色ボケしすぎやないの?
みんなぎょうさん捕まえとるから、このままいくと敗退やで」
[意味ありげにディルスタンの方を一度ちらりとヴィターは見ていて]
どういう意味ですか…?
「わてが言ってもええんか?」
[にやりとさらに笑みを深めるヴィターに、ため息ひとつ。
それからディルスタンの方をみて]
でもたしかに、このままいくとどうやら私が一番少なくなりそうですね。
[さりげに話題をそらしながら、ディルスタンを見る目は少し寂しそうだった]