―廃墟―…私は力が入りすぎなのだそうで。此れ位で丁度良いのではないかしら。[半分は虚勢。流れる血は体力を奪う。だが氷の微笑も健在。軽口を返せる程度の余裕はまだあった]――Eismauer.[銀弾との戦いでも使った氷の壁。疎なそれでは攻撃を返すどころか止めきることもできないが、一瞬の足止めのために呼び起こして懐に手を入れた]