―宿―
[ため息をつく学者先生>>89に同意の頷きを返し。
フォルカーを心配する宿のオヤジの声には知らないと首をふった]
ああ、気をつけてな。
[団長の骸をかかえて歩き出す学者先生を見送り。
宿の親父に食事を頼むヘルムート>>92にちらりと視線をむける。
平然としているように見える姿にすこしばかり薄ら寒いものを感じるのは仕方がない。
ゲルダを支えて宿へともどり、ヘルムートが選んだテーブルとは別のテーブルに腰を下ろす]
いや、あたしはいいよ……ゲルダは?
[宿の親父がついでに食事の確認をしてくるのには首を振り、ゲルダにも問いかける。
ヘルムートがいれるお茶だけはもらって、一息ついた]