眠っていたなら、抵抗は出来ないと思う、けれど――。
[ひとりごとにも聞こえるフィグネリア>>82の言葉に
その時はそれ以上は何も語らず、
ただ己の膝の上を見下ろしていた。
それからヴィクトールに応対した彼女が、
此方に向けてきた頷き>>86を見ながら、また暫し考えた。]
―――…。
人狼の自覚が無かった者を、目覚めさせる香――。
なんて話は、ヴィクトールさんもしていたけれども。
[この場の者たちの顔を思い描きながら、言葉を続ける。]
平穏に生きる為に――。
何とかして、見つからないように――とはするものだと思う。
もし僕が人狼になってしまったら、そうすると思う。