人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


薬師 ゼルギウス

― 部屋H ―

[最初に一言呟いたきり、ローザが運ばれてしまうまでは何も言わなかった。祈るように、じっとその遺体が包まれ運び出されるのを見ていた。
運ばれてしまった後は朱花が哂う>>93のを、色の薄い緋色でじっと見つめて]

タオが泣いてる。
ライはまだそこにいるのにって、泣いている。

[動物との共感能力を、人に使えるものとして捻じ曲げたのは、歪んだ奇跡のなせる業。
蒼花ではなくなったらしいミハエル>>92に伝えて、部屋の中へと一歩踏み込んだ]

私は、花を助けるもの。
だから。好きにすればいい。

[二つの思いが一つになっているから、スラリと言えた。
言葉そのままの思いを朱花に。
憎める者の声なら届かないかと、泣いているライヒアルトに。
ライヒアルトが動けたら、少しは何かが違ってくれないだろうか]

(97) 2012/01/19(Thu) 22:07:50

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