─ 一斉射撃直後 ─
ぐる …… (うぅ……)
[床に横たわったまま、痛みに唸って耳を忙しなく動かす。
焼き焦げたのは耳の先だったため、機能的に支障はない。
眼を閉じたままであるため、何が起きているのか分からずに居たのだが、いくつかの物音が耳に入り、薄っすらと眼を開けた]
…… ぐぅる? (な、に…?)
[耳に届いたのは撃ち抜いた人物以外が床に落ちる音>>22と、もっと軽いものが落ちる音>>7。
右前足だけで上半身を支えて頭を左右に振り、意識をはっきりさせると鼻先を音のしたほうへと向けた。
そこで見たのは]