― 大広間 ―[近い温度になったサーシャの手>>97が離れる。熱が伝わってしまったから大丈夫と言葉は重ねられない]……心配で言いすぎてしまいました。でも、気をつけてくれるなら、安心、です。[声はか細くあすけれど掠れはしない。喉に違和感はなく、風邪よりも疲れと――女主人の話に知恵熱でも出たのかと思う。敬語になるサーシャに僅か首を傾げ、見上げて]そう、思えるのは――…やっぱり優しいんだと思いますよ。