―広間から厨房へ―[広間に戻ると食事はまだのようで、手伝える事はないかと厨房を覗き、二人がなにやら話し合う様子を捉えた。盗み聞きは性に合わない。自分が疑われるのはかまわないけれど、こそこそするのは好きではなかったから] 何か、手伝える事はあるかな?[などと、わざとらしい口実で厨房へと顔を出す。不要だと言われたなら、おとなしく引き下がるけれど。**]