─ 雪原 ─[咆哮の後、落ちた囁きに眉を寄せるけれど。さすがに動ける状況ではなく、ただ、見送るだけ]……ん。[小鳥の鳴き声が近くで聞こえる。そちらに向けるのは、柔い笑み。記憶が解かれていくのを感じつつ。天鵞絨はただ、場のあり方を見つめるのみ]