モノじゃないんだから黙って立ってるわけないでしょお?
[クス、と笑みを漏らす。
下からの一撃を防がれると小さく舌打ち]
誰だって良いじゃない?
ここに居る、今アナタと戦っているという事実さえあれば。
ここはそのための場所だもの。
[問われた答えと共に真っ赤な唇の両端を吊り上げる。
問いと同時に繰り出されてくる柄には出現させたままの刃を身体の左側へと滑り込ませ、打ち合わせる。
良く撓る柄から追撃を考慮し刃をその場に留まらせ、自身はユーディットの横を背後へすり抜けるように一足飛び。
その間も置き去りにされた刃を繰り、ユーディットへ突き刺そうとその刃を伸ばす]