―アコルデ家・玄関前―[ジョエルから受けた状況の説明。炎の不自然さに関しては自分も感じていたから、それだけではなさそう、という言葉には確かに、と短く同意した]いや、自分で言った事ですけどね。[臆面もなく頷かれると、侘しいと言うかなんと言うか。ともあれ、中へ向かったジョエルを見送った後、嘆息を落として。周囲の音に集中させていた意識が、遠くない場所で響く銃声を捉えた]……っ![とっさ、音の聞こえた方へ駆け出す。目に入ったのは、罅の入った眼鏡をかけた青年]