[放送>>#0が流れるも、途中で途切れ、議事堂内も照明が落ち。
辺りは薄暗い帳に包まれる]
くぅん … (カレン…)
[身体を起こしてその場に座り、耳を垂れさせて少女を見詰めた。
少女はこちらを見詰め、小さく首を横に振っている>>8。
ずっと護ろうとしていた者がPSMで、けれどPSMは排除しなければいけない対象で。
この場にはもう、犬と少女しか残されていない]
… わぅ … (…俺は…)
[どうすれば良いのかと、少女を見詰めたまま犬は思案する。
何かに逆らうようにして自らの腕を千切った少女。
少女が本当にPSMだったにせよ、犬を殺そうとすることに逆らったのも事実。
元々の人物から成り代わった存在だったとしても、犬にとって目の前の少女は共に時を過ごした相手に変わりはない]