― 工房 ― 特別良いお茶……ですか。 気に入って頂けてたみたいで、息子としても嬉しいです。[思い馳せるように呟いて、包みを置きに行く背中を見詰めた。 戻って来て見上げる視線に、微笑んで頷く] わかりました。では、行きましょうか。 僕はこのまま白花亭へ向かいますが、どうします?[共に向かってもいいし、他へ行くなら途中で別れるつもりで。 問い掛けつつ、先導するように通りへ向けて歩き出した]