……。えっと、泊まろうって言ったの、僕なんだよ。村の人たち、僕らを怖がってるみたいだし……ロミも怯えてた。だから、あんまり外に出ない方が、いいんじゃないかなって思ったんだ。[彼女とお父さんの会話に口を挟んだのは一度だけでした。彼女が言っていたもう一つの理由――家に帰りたくない、ということに関しては何も言いませんでした。それが後押しになったのかどうかは分かりませんが、ともかく宿泊は許されて、準備を終えた彼女と一緒に今度は僕の家へ向かいます]