─ 翌日・宿屋一階 ─
[どうにも根を詰める奴が多いな、などと思いながら。
顔を洗ってくる>>93のは、頷き止めずに見送る。
昨日の一件が気にかからないわけではないが。死と殺しに近い位置にいた自分は他者よりヘルムートに対する違和感は薄い。虚ろな目が気にかかるといえば、やはり気にはかかるが。
主人が少し熱い茶を持って来たので、礼を言ってし飲んだ。
ポットごと用意されていたので、後から来た者も飲む事は出来るだろう。
フォルカーの仕草にひとつ頷く。
ヘルムートが去った後も、少し考え込むようにしたが。
ふとフォルカーの方へと顔を近づけ、なるべく小声になるように気をつけ、喉に触れながら。]
昨日、白ぃ何カを見タか?
[所々調整に失敗して、掠れ気味ながらそう問いかけた。]