[エーリッヒの手を取り、頷いて。ありガとう、と礼を呟いてから扉の方へと、ゆらりと顔を向ける。幾人かの姿が見えて、虚ろな眸に映った。] も、うヒトツ。 そ、だカラ… …誰、か、こ、コシェバ、さん、ヲ。 アノ、ひとを、こ、こ殺させないで…[うわ言のように、呟いて足を踏みだした]