―宿屋 食堂―仲睦まじくて羨ましいわ。[読み聞かせて貰ったと聞き、そう言って少し笑う。紅茶を一口含んで]それでも、知識はあったほうがいいわね。[イレーネの返答に頷きつつも、そんな言葉を続けて。先に読み進めていたところまでページを戻し、再び読み進めていく。やがて最後の一字まで読み終えたならば、本を閉じ]ありがとう、参考になったわ。誰か読むかしら?[ライヒアルトへの礼の後で、周囲に尋ねて、希望者に手渡す*心算*]