―自宅―[父も母も揃って自宅にいました。2人にも話は伝わっていたみたいです。宿屋に泊まることを告げた時も、強く反対はされませんでした]……。大丈夫。僕は、2人の子供だから……きっと、すぐに終わって、帰って来れるよ。[待たせている少女の為に、泊まりの準備はできる限り急いで済ませました。最後にもう一度2人と抱擁を交わして、僕らは宿屋に帰ります。繋ぎ直した手には、さっきよりも強い力が籠っていました]