[さっきまで、無事だったのにとか。思いつく疑問は他の人が口にしてくれた。人為的だと──殺人だと聞いて驚く。ライヒアルトが殺されるかもしれない、自分が殺されるかもしれない。] ……そんなの、いやだ。[口にして、ライヒアルトの背中をさする。>>82 気づいてわざわざ教えてくれた女性に会釈を。] ありがとう、でも、誰が、なんのために。[唇を噛む。言いにくい事を言ってくれた彼女には、感謝と心苦しい気持ちでいっぱいで。]