[ 紅茶を一口啜った。
まだ紅茶の味わいはしている。
イヴァンの記憶が補強してくれたのか、"美味しさ"に顔を微かに綻ばせた。
すぐに表情を引き締め、]
腹を割って話そうか。
僕はね、
アレクセイとフィグネリアは違うと思っているんだ。
特にアレクセイが人狼なら、
僕は喰われていいとすら思っている。
……、
君はどう思う。
ベルナルト。
[ ベルナルトの話を聞こうとする。
アレクセイが狼という話をしない限りは、対話を進めてゆく姿勢に見えるだろう。
アレクセイに危険が及ぶようであれば、
フィグネリアを殺すことも脳裏では考えているのだが。]